パスタを吹きこぼさずにゆでるにはフライパンが大事!
はじめに
スパゲッティを作っている時、「お湯が吹きこぼれちゃった!!」なんてことありませんか?
お湯が吹きこぼれて台所がびしょびしょに濡れてしまったという煩わしい経験も、みなさんの記憶にあるかと思います。
スパゲッティは日本人がよく食しているイタリア料理で、家庭で手軽に作れることから、外食だけでなく自炊でも「スパゲッティをよく作るんです」と言う人もいるでしょう。
よく料理して食べるくらい身近だからこそ、気を付けなくてはならないことがあります。それは、「スパゲッティを茹でていたらお湯が吹きこぼれちゃった!!」という失敗です。
吹きこぼれに対処するには深い鍋でゆでる、マーガリンを入れる、火を弱くする、灰皿と一緒にゆでる等の対処ができると言われています。
しかし、普段からそんなに大量に料理を作ることはしないから深い鍋は持っていない、マーガリンを入れるには抵抗がある、火を弱くしたつもりでも泡の吹きこぼれがなかなかおさまらない、という方にとっては上記の方法はとりにくいでしょう。
したがって、容器が小さいままスパゲッティを吹きこぼれずに茹で上げる方法がここで大事になってきます。そこで登場するのが私たちに身近な「フライパン」。フライパンはフッ素加工でなくてはなりませんが、これがお湯の吹きこぼれを防いでくれるんですね。
以下の章では、フライパンを使えばスパゲッティを茹でてもお湯が吹きこぼれ無いことを、「続続・伊東家の食卓 裏ワザ大全集 21世紀版」のアイディアを参照しながら画像付きで説明し、そのことが持つ意味を掘り下げて考察していきます。
食べることばかりに気がとられて処置はついついおろそかになるのが人間の性ですが、調理器具をフライパンに変えるだけで、心おきなくスパゲッティを作ることに集中できるようになります。この裏ワザはうどんや蕎麦等の他の麺類にも適用できるので是非お勧めしたいです。(「続続・伊東家の食卓 裏ワザ大全集 21世紀版」ではうどんが題材になっていました)
準備するもの
- フライパン(フッ素加工)
- 水
- 麺類(この記事ではスパゲティを準備します)
フライパンを使ってスパゲティを確実に吹きこぼさずにゆでる方法
フライパン
フライパンを準備します。
フライパンで沸騰させた湯
湯を沸騰させ、塩を入れます。
フライパンのお湯に入ったスパゲッティの麺
スパゲッティの麺を入れます。
麺をお湯に入れて5分後
麺をお湯に入れてから5分経ちました。麺を入れても吹きこぼれません。
結果
スパゲッティのソースを別に作り、麺にかけました。完成です。
どういう原理なの?
鍋で作られた泡は小さいので、水面にのぼってきても割れにくくなっています。更に追い打ちをかけるように、麺から出るでんぷんが泡をもっと割れにくくします。そうして、泡がどんどん積み上がり、ついに吹きこぼれてしまうのです。ところがフライパンでは、フッ素加工が空気をとらえて離さない性質を持っています。したがって、フライパンで発生した小さな泡も、底に溜まっているうちに大きな泡となって水面に浮かんでくるのです。この大きな泡は割れやすいので、泡が積みあがることも無く、結果的に吹きこぼれないというわけです。
まとめ
日本では至る所にピザやパスタ専門店、洋食屋をはじめイタリア料理を出す店が多数存在します。
インターネットを見ても、ブログで美味しそうなスパゲッティやピザの写真がズラリと並び、イタリア料理の話題は非常に跋扈している状況下にあります。
そんな中スパゲッティの麺自体は安価で手に入るので、自炊して作っている人も多いのでは無いでしょうか。
したがって、フライパンを使ってスパゲティを確実に吹きこぼさずにゆでる方法は、そうした意味においてとても重要だと言えるでしょう。
今回の紹介した裏ワザは、一見地味なようですが、実に活用しがいのある裏ワザだと解釈できます。この裏ワザはフッ素加工のフライパンがあるだけで手軽に行える作業です。
普段からスパゲッティを料理している方はもちろん、あまり料理しない人も是非頭の片隅に置かれることをお勧めします。
参考文献:続続・伊東家の食卓 裏ワザ大全集 21世紀版