ちょっと角を切るだけで新聞紙が静かにめくれる方法
はじめに
みなさん、普段新聞を読みますか?
新聞の読者にとって「新聞をめくるときにグチャグチャバラバラになってしまう!」 というトラブルは、解決策が見あたらず、無意識に小さなストレスになっていることでしょう。
新聞をテーブルや机等に置いて読めれば良いですが、実際にはトイレやベンチなど新聞を置けない場所では手で持って読むしかありません。
その度にグチャグチャになったり、バラバラになったりしたのでは、読むのに少々厄介ではないでしょうか。
だから、多くの人は、この厄介さの克服をあきらめてしまいがちです。
新聞の読者の中には忙しい方も多いでしょうから、普段何気なく目にしている新聞に気を取られたくないという方もきっといるはずです。
では、新聞を四つに折り、たたんだ角をハサミで切り取るだけの作業はいかがですか?以下の章では、ちょっとした工作で新聞紙を折り返しやすくする方法を「伊東家の食卓 裏ワザ大全集2005年度版」のアイディアをお借りして、画像付きで再現してみます。
必要な物はハサミだけです。ただ、手で新聞紙を千切っても構わないと思われる方は何も準備しなくても大丈夫です。非常にシンプルな工作ですので、この裏技を是非ご覧ください。
準備するもの
- ハサミ
ちょっと角を切るだけで新聞紙を静かに折り返せる方法
二つ折りの状態の新聞紙
何の工作もしていないただの新聞紙です。このまま手で持ち上げてページをめくると折り返しにくいばかりか、バサバサとうるさい音がたってしまいます。
新聞紙を四つ折りにする
二つ折りの新聞紙を四つ折りにします
ハサミを入れる
新聞紙の折り目の内側の角を斜めにハサミを入れます。手でちぎってもかまいません。文字はなるべく少なく切ってください。
折り目の内側の角が切り離された新聞紙
これで作業は完成です。これでページをめくればスッキリと折れ、バサバサとうるさい音を半減させることができます。
結果
新聞紙を広げると、中央に穴が空く形になります。
どういう原理なの?
新聞紙を四つ折りにするとできる盛り上がった折りじわが原因で、ここが引っかかって新聞紙が折り返しにくくなり、ぐちゃぐちゃになってしまいます。また、うまく折り返せてもバサバサと大きい音が立ってしまいます。
裏ワザではこの角を切り取ったので、きれいかつ静かにめくれるようになりました。
まとめ
新聞はテレビと同時に国民に慣れ親しまれ、日常生活に溶け込んだ情報ツールとして幅広い世代に読者がいます。
したがって、新聞は私たちの社会に身近なもの定着している媒体で、これまでに多くの新聞紙が捨てられるか再利用されてきました。
しかし、新聞紙は薄くて破れにくい品質を持っているゆえに、遊びの道具(かぶと作り等)、生ごみを捨てるためのゴミ箱、窓掃除の用具等、日本の家庭や地域社会で多様な形で昔から有効活用されてきました。ゆえに、今までに新聞紙の工作をしたことがあるよという人もみなさんの中には多いのではないでしょうか。
これまでに新聞紙を活用してきた人たちにとっては、今回の記事を見ると「何だ、こんなことか」とすんなり飲み込めるものでしょう。
今回お送りした新聞紙の折り目の内側の角を斜めに切る裏ワザは、ハサミが無くても手で千切れれば道具を必要としない工作なのでコストがかからず、いったん覚えると手軽に行える作業です。
新聞をめくった時に軽さを感じ、音もしないのは非常に気持ちがいいものです。
新聞を紙で習慣的に読んでいる人にとって、「新聞をめくるときにグチャグチャバラバラにならない。音も小さい。」という地味なメリットは、毎日積み重なっていくと殊の外大きくなっていくと思われます。
新聞を習慣的に読んでいる方はもちろん、あまり読まない人、全然読まない人も、これから新聞を読む機会があった時のために頭の片隅に置かれることを是非お勧めします。
参考文献:伊東家の食卓 裏ワザ大全集2005年度版