生活の裏ワザ集|ライフナレッジ

このブログは日常生活の裏ワザや知恵を発信しています。私たちに身近な生活の効率的な実践を分かりやすく説明しています。

スマートでカッコいい!小銭を利用した衣類のタグピンの外し方

はじめに

みなさん、衣類にはよくタグピンがついているのはご存知でしょうか?

衣料品店に行くと、多くの衣類にタグピンが打ち込まれているのを目にすることも多いですよね。

衣料品を買う私たちにとっては、固定されたタグピンは小さくても素手ではなかなか切れない厄介な存在です。このタグピンを切るためにハサミやカッターナイフを持ち合わせていなかったり、無理に引っ張って衣類ごと破けてしまったり、といった煩わしい経験もみなさんの記憶にあるかと思います。

ハサミやカッターナイフ等タグピンを切る道具がみなさんの近くにあれば良いですが、実際には「身の周りに何もない!」と思い込んで嘆いてしまうことの方が多いかと思います。

ライターがあれば焼き切ることも可能かも知れません。しかし、衣類まで焦がしてしまう可能性があります。歯で噛み千切ろうとしてもなかなか固く、意外に切断するのは容易ではありません。

小さな衣類だとピンをつまんでブンブン振り回せば取れるようですが、衣類が予測のつかない方向に飛んでいってしまうというデメリットがあります。また、大きな衣類を扱う際だとブンブン振り回して外す方法は不向きだと判断する人もいるでしょう。

ではみなさん、普段財布や小銭入れは持っていらっしゃいますか?以下の章では、小銭を利用したタグピンの切り方を「伊東家の食卓 裏ワザ大全集2005年度版」のアイディアをお借りして、画像付きで再現してみます。

私たちは衣類を買ったとしても服を「着る」ことばかりに気を取られてしまい、タグピンを「切る」という行為をつい忘れてしまいがちです。切る道具を準備できなくても、手持ちの道具で代用するだけで気持ちよく衣類が使えるようになるので、この裏技を是非ご覧ください。

準備するもの

  • 50円玉か5円玉二枚
  • 10円玉一枚

小銭を使って固いタグピンが一瞬で切れる方法

衣類に固定されたタグピン

衣類に打ち込まれたタグピン

衣類にタグピンが固定されています。小銭を使ってこれを切ってみます。なお、タグピンを十分に引っ張り、伸ばしておくのがコツです。

タグピンの根元に5円玉を一枚はめる

タグピンの根元に一枚の五円玉

タグピンの根元に5円玉を一枚通します。

5円玉の上にもう一枚5円玉をはめる

タグピンの根元に二重の五円玉

二重になった5円玉の間に10円玉を一枚はめる

はさみこまれた十円玉

二重になった5円玉の間に10円玉を一枚食い込ませ、タグピンを切る準備に入ります。

結果

切られたタグピン

10円玉を親指でぐっと押し、タグピンを切ります。5円玉を動かしてはいけません。

どういう原理なの?

10円玉と5円玉に剪断応力(せんだんおうりょく)という力が働いて、タグピンが切れるのです。剪断応力とは、材料(この場合はタグピン)に対して加える力と、それに反発する材料からの力が、ズレて平行になる状態のことです。二つの力が正面からぶつかり合わずに、材料が切断されやすくなるのです。

まとめ

近年、私たちの生活において電子マネーの浸透によって、小銭の役割がどんどん縮小しているように感じます。したがって、小銭や紙幣を使わないケースは今後ますます増加していくと思われます。

とは言え、小銭は現在でも私たちにとって肌身離さず身につけている身近な道具であることは変わりがありません。多くの人はほぼ毎日のように買い物をする生活を送るため、小銭は肌身離さずと言って良いほど身近な存在です。それゆえに、多くの人は普段その有用性に気づきません。

小銭は非常に固い一方で、軽い特徴があります。5円玉や50円玉の中央の穴も、有効活用すれば便利な道具へと変身します。タグピンを切るという行為は本当にささいなことですが、「早く衣類を身につけたい!」と思う方にとっては小さなストレスになるのではないでしょうか。

現在多くの日本人は毎日忙しく、ストレスがたまる生活を送っています。疲れれば、考えること自体がなかなかできなくなり、物事に対する準備もついおろそかになりがちです。

そういう社会傾向であるがゆえに、例えば家族や友人の前でスマートに小銭を利用してタグピンを切って見せれば「ちょっとカッコいい」女性や男性に見られることでしょう。あるいは、宴会やちょっとした飲み会での一発芸のネタになるかもしれません。

「小道具としての小銭」を意識していなかった人にも、この方法は是非お勧めです。

参考文献:伊東家の食卓 裏ワザ大全集2005年度版