初心者でも家庭でできる手作り味噌の作り方
はじめに
味噌汁は日本人に古くから日常食として親まれてきたメニューです。
多くの人はスーパー等で味噌を買ってきて、それを味噌汁に使うでしょう。
ここでみなさん、味噌を自分の手で作ってみたいと思いませんか。
そこで以下の章では、初心者でも家庭でできる手作り味噌の作り方を画像付きで説明します。
「手作り味噌に興味がある!」「是非作ってみたい!」と思われる方は是非、この味噌作りをお試しください。
準備するもの
- 大豆1kg
- 麹1kg
- 自然塩450g
- ポリ容器
- 重石
- 大鍋または圧力鍋
- ビニールシート
- ビニールのラップ
- ゴミ袋
- 新聞紙
手作り味噌の作り方
水もどし
大豆を4倍くらいの水に一晩つけておきます。
煮込み中
大豆を煮込みます。最初は強火、煮立ったら4~5時間くらい煮ます。
煮汁
煮えた大豆をざるにあけ、煮汁はとっておきます。後で麹と大豆を混ぜる際に、この煮汁で固さを調節します。
塩切り麹作り
麹を手でよくほぐし、塩と混ぜます。
足で大豆つぶし
大きなビニール袋に柔らかくなった大豆を入れ、温かいうちに足で踏みつぶします。
手で大豆つぶし
足で踏みきれなかった大豆は手でつぶしていきます。
麹と大豆合わせ
大豆の温度が40度前後になったら、麹に大豆を混ぜます。大豆が熱いうちに麹と混ぜると菌が死滅してしまいます。固ければとっておいた煮汁を混ぜて調整します。
みそ玉詰め
丸めてみそ球を作り、空気が入らないようにポリ容器の底に投げつけていきます。
塩フタ
表面を平らにして塩をふります。
ラップ敷き
塩フタの上にビニールのラップを敷きます。
中蓋敷き
ビニールのラップの上に中蓋を敷きます。
重石乗せ
中蓋の上に重石を乗せます。
新聞紙で蓋
新聞紙で蓋をし、包装用の紐でポリ容器の周りを固定します。仕込み年月日を書いて風通しのいい冷暗所に常温保存します。
結果
10ヶ月置けば手作り味噌は完成します。カビ対策に蓋をたくさんしますが、どうしても味噌の表面にカビが生えることがあります。表面のカビは取り除きましょう。
まとめ
自炊をされる方は味噌を使う方が多いでしょう。
味噌汁はもちろん、肉味噌炒めや味噌鍋等、数多くの料理に使えるので味噌は私たち日本人にとって便利な食材です。
味噌作りをする人は近年めっきり減ったと思われますが、最近では健康志向のブームが訪れたためか若い世代でも手作り味噌を積極的にする人も見受けられるようになりました。
手作り味噌の利点としては、体に良いという健康的な側面、味や量を自分の好みで調節できるといった嗜好の側面、自分で作る楽しみや喜びや達成感といった 精神的側面が挙げられます。
手作り味噌に興味がある方は、是非これを機会に挑戦されることをお勧めします。
今回の実践では3月上旬に仕込みましたが、手作り味噌は冬場から春先にかけて仕込むのが良いとされていますので、挑戦されたい方は適宜な時期に挑まれますようお願いします。