里芋の鍋にさつまいもを加えて吹きこぼれを防ぐ方法
はじめに
里芋は煮物や味噌汁や煮っ転がしに使われる具材として、常温保存もきくことから日本人の間で古くから食されてきました。
里芋の人気のレシピもいまだにたくさん料理本やインターネット上に上がっており、健康食材としても里芋料理はまだまだポピュラーだと考えられます。
そこで里芋を茹でる機会が皆さんの中であると思いますが、「里芋を茹でてお湯が吹きこぼれてしまった!!」なんてトラブルにしばしば直面することでしょう。
麺類と同様、里芋の吹きこぼれも料理をする人にとっては悩ましい問題です。
今回紹介するのは「さつまいも」。このさつまいもの成分が里芋の成分に働きかけてお湯の吹きこぼれを抑えてくれるんですね。
以下の章では、里芋の鍋にさつまいもを加えてお湯の吹きこぼれを抑える過程を、「続続・伊東家の食卓 裏ワザ大全集 21世紀版」のアイディアを基にして画像付きで説明します。
里芋とさつまいもを組み合わせた美味しいレシピが皆さんに身近なものとなれば、心おきなく里芋が煮ることができるようになるのでこの裏技を是非ご覧ください。
準備するもの
- 里芋
- さつまいも
- 鍋
- 水
里芋が入っている鍋にさつまいもを加えて吹きこぼれを防ぐ方法
まだ下ごしらえしていない里芋
里芋です。洗って、皮むきをして、切ってこれから煮ます。
里芋だけで吹きこぼれそうな鍋
里芋だけを煮ると簡単にお湯が吹きこぼれそうになります。
さつまいも
吹きこぼれを防ぐために、これから洗ったさつまいもを鍋の中に入れます。
鍋の中にさつまいも
さつまいもを鍋の中に入れました。
結果
里芋の鍋の中にさつまいもを入れれば簡単に吹きこぼれません。
どういう原理なの?
里芋が吹きこぼれる原因はムチンと呼ばれるネバネバした成分が原因で、ここでさつまいもを一緒に煮ると、さつまいもに含まれる「ヤラピン」という成分がムチンに対して効果を発揮するので吹きこぼれないのではないかという推測があります。ですが、はっきりしたことはわかっていません。ヤラピンは、私たちが普段食べている野菜ではさつまいもにしか含まれていないようです。
まとめ
スーパーや農協や道の駅に行くと、大根、トマト、ジャガイモ等とともに里芋を土つきで見かけることがよくあります。
このことから、里芋は市場での需要が高く、私たちにとって身近な食材であることが言えるでしょう。
したがって、身近だからこそ注意すべき点があります。それは、里芋を茹でていたら鍋からお湯が吹きこぼれるという失敗です。
今回紹介した裏ワザは、さつまいもを加えることによって里芋の吹きこぼれを抑えるといったものでした。
以下の参考文献や多くのネットの記事を見ると、さつまいもの切れ端を入れるだけで里芋の吹きこぼれが防げるというものでした。
しかし、今回の実験ではさつまいもの切れ端だけ入れたのですが、危うくお湯が吹きこぼれそうになりました。そこで、さつまいもを切れ端だけでなく全部を煮ることにしました。これは里芋の吹きこぼれを万全に防ぐためです。切れ端だけ入れても、里芋の入れる量によっては吹きこぼれを完全に抑えることが難しくなることもあります。もちろん、さつまいもの切れ端を入れれば里芋が吹きこぼれる速度が遅くなる点は間違い無いでしょう。
里芋とさつまいもが入った料理は美味しく案外組み合わせも悪くないと思われるので、吹きこぼれの防止と組み合わせて是非この2種類の芋を料理されることをお勧めします。
参考文献:続続・伊東家の食卓 裏ワザ大全集 21世紀版