低コストでいっぱい作れる!EM菌の活性液の作り方
はじめに
EM菌(Effective Microorganisms)とは、乳酸菌や酵母菌や光合成細菌の集まりで人間にとって有用な菌の集まったものであるとされています。琉球大学農学部比嘉照夫教授によって開発されました。
植物の育成、水質の浄化、悪臭防止等に効果があるとされていることから、EMボカシと呼ばれるぼかし肥料の材料や家庭での掃除等に使われています。
以下の章では、低コストでたくさん作れるEM菌の活性液の作り方の一例を画像付きで説明します。
「EM活性液を簡単にたくさん作りたい」と思われる方は、是非以下の手作りの過程をご覧ください。
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準備するもの
- EM-1 だいたい大さじ2杯
- 糖蜜もしくは黒砂糖 だいたい大さじ2杯
- 新鮮な米のとぎ汁(玄米でも白米でも可)
- ペットボトル (容量約2ℓ)
- じょうご
EM活性液の作り方
材料
ペットボトル、EM-1、糖蜜、米、じょうごを用意します。失敗防止のため、ペットボトルはきれいに洗っておきましょう。
米とぎ
米をとぎます。とぎ汁は発酵を促すために暖かい水で作るのが望ましいですが、発酵時間が少しかかってもいいのであれば水でもかまいません。このとぎ汁はEM活性液の材料に使いますので捨てずにとっておいてください。
ペットボトルに入る米のとぎ汁
作った米のとぎ汁を、じょうごを通してペットボトルに注いでいきます。
ペットボトルに入るEM-1
EM-1を、じょうごを通してペットボトルに注いでいきます。
ペットボトルに入る糖蜜(黒砂糖)
糖蜜(黒砂糖)を、じょうごを通してペットボトルに注いでいきます。
米とぎ(2回目)
もう一度、米をとぎます。
ペットボトルに入る米のとぎ汁(2回目)
2回目に作った米のとぎ汁を、じょうごを通してペットボトルに満タン近くまで注いでいきます。
シェイク
ペットボトルの蓋を閉め、縦横にしっかりと振ります。
日当たりのいい場所で保管
日当りのいい場所で保管すると発酵が促される傾向があります。夏場では約1週間、冬場で10日間から約2週間で出来上がります。微生物の呼吸で、放置しておくとペットボトルが変形するほど空気が膨張してしまうことがあるので、ペットボトルが少し膨らんできたなと思ったら蓋を緩めて空気を逃がしてあげましょう。水の状態が良い場合は膨張がほとんど無いこともあるようです。
結果
やや酸っぱいような匂いがすれば完成です。確実に使えるかどうか知りたい方は、PH試験紙で3.5以下であることを確認しましょう。腐ったような変な匂いがすれば失敗ですが、その場合はトイレの排水溝に流して下さい。
大量生産
EM発酵液は手軽に大量に作れるので、慣れてきたら作業1回につき5本くらい一気に作ってしまえば効率的です。
まとめ
EM菌自体はまだまだ認知されておらず、EM菌で発酵液を作る方法は多くの人に知られていません。
インターネット上でEM発酵液の作り方はたくさん掲載されていますが、作り方は詳細かつ多種多様なので、本記事ではその一役割を果たしたのではないかと考えています。
本記事ではデザインをできる限りシンプルに、一つ一つ丁寧に説明することを心がけました。
自然農法や有機農業やエコロジーに興味がある方は、是非これを機会に作ってみられることをお勧めします。
最後に、EM菌の入手方法です。EM菌自体は市販で入手できる店舗が少ないので、ネット通販で手に入れることをお勧めします。EM菌の種類は何種類かありますが、初心者はEM-1をお勧めします。