生活の裏ワザ集|ライフナレッジ

このブログは日常生活の裏ワザや知恵を発信しています。私たちに身近な生活の効率的な実践を分かりやすく説明しています。

片方だけ紙に埋まったホッチキスの針をホッチキス本体で抜く方法

はじめに

みなさん、最近ホッチキスをよくお使いですか?

ホッチキスとはコの字型の金属の針で紙の束を刺し通して綴じる道具で、軽くて便利で小さいゆえに幼少の時から慣れ親しんで使ってきた人が多いと思います。

幼少期から使えるということは、安全な道具として多くの人に認識され、所持されているということです。

日常生活に欠かせないホッチキスを私たちが使っていて時折出くわすのが、「ホッチキスの針を抜こうとしたんだけど、固すぎて片方しか抜けなかった!」 というトラブルです。

ホッチキスの針を抜くのに適している道具がたまたまみなさんの近くにあれば良いですが、実際には「身の周りに何もない!」と思い込んで素手で何とか対処しようとする方が多いのでは無いでしょうか。

リムーバーと呼ばれる針の除去専用の便利な道具も販売されていますが、「できるだけモノを増やしたくない」、「家計を節約したいので今は必要ない 」、「そんなの存在すら知らなかった」とおっしゃる方はおそらく持ち合わせてないでしょう。

だから、多くの人は素手でとればいいんだと思いがちです。

しかし、中には針が紙に深く食い込んでなかなか抜けない状況もあり、無理に素手で対処しようとすると指にケガを負ってしまう可能性もあります。それに第一、指が痛くなりますよね。

ではみなさん、ホッチキスの針をホッチキス本体で抜いてみてはいかがでしょうか?以下の章では、片方が抜けなかったホッチキスの針をホッチキス本体で抜く方法を「伊東家の食卓 裏ワザ大全集2005年度版」のアイディアをお借りして、画像付きで再現してみます。

私たちはホッチキスの針は比較的安全だという認識があることから、ついつい油断して素手で針に手をかけてしまいがちです。針を抜くためのリムーバーは無くとも、手持ちのホッチキス本体の特性を生かすだけで安全かつ手軽に針が抜けてしまうので、この裏技を是非ご覧ください。

準備するもの

  • ホッチキス

取るのに失敗したホッチキスの針をホッチキスで外す方法

片方だけ埋まったままのホッチキスの針

紙に埋まったホッチキスの針

外すのに失敗して片方だけが埋まったままのホッチキスの針です。

ホッチキスの針をはさむすき間

開脚したホッチキス

ホッチキスの上の部分をグィーンと外します。この写真のとおり、針の入った部分と下の部分のすき間で埋まったままの針をはさみます

針をはさむ

上方から針をはさみます。

結果

抜けた針

針が抜けました。

注意点

この裏ワザはほとんどのタイプのホッチキスでできますが、中には裏ワザに向いていないホッチキスであるかも知れませんので注意しましょう。また、針を抜き取る時には、ホッチキスに顔を近づけたり、のぞきこんだりしないようにしましょう。

まとめ

近年文書のペーパレス化はますます加速し、従来は紙の文書でやりとりしていた事務作業がインターネット通信を利用したメール等によって徐々に置き換えられ、紙の需要はいっそう減退したかのように思われます。

とは言えまだまだ紙は私たちの社会にとって必要不可欠なものであることに変わりがありません。ところが、最近では「ハナリックスプレス」のような針を使わないホッチキスが登場し、針を使用したホッチキスに代替する道具として様々な場で広がりを見せつつあります。

 

 

針なしホッチキスは替え針不要で、針を購入するコストが削減できたり、シュレッダーにかける前に針を抜く作業が省けたりとメリットが大きいことから様々な会議資料でも目にするようになりました。

しかし、一方で一度にたくさんの紙を綴じられない、強度が足りない、紙に空く穴が大きい、外れやすい等、従来の針を使用したホッチキスのメリットを凌駕するまでには至っていないのもまた事実です。

このように、針を使用したホッチキスはいまだ需要が高いと考えます。

その証拠として針ありホッチキスは現在でも私たちの地域の市場における流通量は多く、ホームセンター、スーパー、コンビニ、文具屋、インターネット等で手軽に安価で手に入る環境下にあります。したがって、私たちの日常生活にとって身近な道具であることには変わりがありません。

それゆえにホッチキスの針を抜く作業は、ホッチキスを頻繁に利用する人たちにとってはしばしば出くわす宿命的なものです。

「ホッチキスの針を抜こうとしたんだけど、固すぎて片方しか抜けなかった!」 というトラブルを怪我せずにいかに回避するかは、地味で小さなことに見えて、積み重なるととても重要なことであるように思えます。

今回お送りしたホッチキス本体で針を抜く裏ワザは、他の道具を必要としないのでコストがかからず、いったん覚えると手軽に行える作業です。

以下の文献によると、この裏ワザでは試している途中に針が出てくる心配は無く、20枚ほどの厚さの紙でも簡単にとることができ、針を抜く時にも紙が破れる心配は無いとうたわれています。

今回は30枚程度の紙で試しましたが、そうした心配はありませんでした。

ホチキスを日常生活で利用している方はもちろん、あまり使わない人も是非頭の片隅に置かれることをお勧めします。

 

参考文献:伊東家の食卓 裏ワザ大全集2005年度版